遠隔臨場を本格導入するうえでの疑問解決書
遠隔臨場を解説

ここでは何について教えてくれるのだ?

はい、遠隔臨場を進める上で押さえておくべき基礎知識について解説しています。必見の情報ばかりですので、エンカク様もぜひお聞きください。

それは私も是非知っておきたい。よろしく頼む。
遠隔臨場を本格スタートするうえで、
解決しておきたい疑問
遠隔臨場の事例から学ぶ
国土交通省の遠隔臨場事例の受注者・発注者の声からわかることは、通信と画質に関して課題と感じているケースが多くあることです。通信状況が悪く途切れてしまったり、画質が悪くしっかり確認ができないことで作業が中断してしまうことがあるからです。しかしこうした課題をクリアできる優れた遠隔臨場の製品も出ています。
遠隔臨場のメリットとは?
遠隔臨場を導入するメリットには移動時間の削減、人手不足解消、コロナ対策、人員育成、安全性の向上、生産性向上があります。デメリットして初期費用がかかる、IoT機器への慣れが必要、通信環境の整備を要するなどがありますが、費用対効果なども含め総合的に判断するとデメリットよりもメリットの方が上回ることになります。
遠隔臨場の国土交通省要領はどう読み解けばいい?
国土交通省がまとめた遠隔臨場の要領の主な内容は、目的、適用の範囲、施工計画書、監督職員による監督の実施項目、検査職員による検査の実施項目、機器と仕様について、事前準備で構成されています。通信環境が整わない現場や非効率になってしまう場合は対象としておらず、適切な撮影機器を準備することが重要になります。
現場臨場との違い
現場臨場と遠隔臨場はそれぞれ向き・不向きの検査項目があるため、遠隔臨場導入により現場臨場がなくなってしまうことはありません。しかし遠隔臨場の導入により無駄な時間が減り作業効率がアップするため、全体的に生産性向上が見込まれます。その効果を高めるためには遠隔臨場に実績がある高品質な機器選びが重要になります。
遠隔臨場が原則適用となるのはどのような工事?
2022年4月1日以降に発注された工事については、原則としてすべての案件で遠隔臨場が適用されることとなりました。発注者指定型では発注者が実施にかかる費用を技術管理費として負担し、受注者希望型では受注者が費用の全額を負担します。
遠隔臨場で行う段階確認とは?
土木工事では、設計図書に示された施工段階に従い、監督員が臨場で出来形、品質、規格、数値等を確認することになります。これを段階確認と言いますが、ウェアラブル等でも確認可能な項目については、遠隔臨場による段階確認が適用可能となっています。
遠隔臨場における材料確認の項目・留意点は?
工事における材料確認は、ウェラブル等の機器により十分に確認可能と判断されたものについて、遠隔臨場による確認作業が認められています。遠隔臨場で材料確認を行う場合には、事前に監督職員へ材料確認書を提出するなどの、一定のルールに従う必要があります。
遠隔臨場システムとは?
遠隔臨場を行うためには、ウェアラブルカメラやネットワークカメラなどの機器に加え、各拠点でその伝送された映像や音声を受信する環境が必要になります。さらに質の高い遠隔臨場を実施するためには伝送される映像や音声も高品質である必要があるため、どのシステムを導入するかという検討も非常に重要なポイントとなります。
遠隔臨場とは?
「遠隔臨場」とは、ウェアラブルカメラやネットワークカメラなどを用いて映像や音声を取得し、Web会議システムを利用して段階確認や材料確認、立ち合いを行うことです。
遠隔臨場を行うことにより移動時間や待機時間、コストの削減や人材不足の解消につながることが期待できるなどさまざまなメリットがあります。ただし、機材の導入費用がかかるなどデメリットについても知っておくことも必要です。
遠隔臨場の費用
遠隔臨場を利用する場合には、例えば撮影用カメラをはじめとする機器などの導入費用がかかります。この場合、既に会社にある機器を使用するのか、また外部のサービスを利用するのかにより費用に差が出てきます。
ただしどのようなサービスを受けられるのかといった点も変わってくるため、一概に費用面のみでは決めずに「できること」とのバランスを考えながら検討することがおすすめです。
遠隔臨場の手順を解説
遠隔臨場を行うにあたっては、どのような手順で進められていくのかをあらかじめ知っておくことが大切であるといえます。そこで「施工計画書の作成」「機器の準備」「遠隔臨場の実施」という3段階のステップについて確認しておきましょう。
