現場臨場との違い
遠隔臨場を解説
遠隔臨場を導入すれば、もはや現場臨場は要らないのではないか?
いえ、現場にはさまざまな事情があり簡単にはいきません。その理由をご説明しましょう。
現場臨場は今後必要がなくなる?
遠隔臨場によってすべての現場臨場がなくなることはありません。直接現場に行かなくても映像配信機器やウェアラブルカメラ等を利用して臨場を行うのが遠隔臨場ですが、検査項目によっては現場に行かないと確認できないものもあるからです。それぞれの向き・不向きを把握したうえで作業効率を最大化するための導入が求められます。
遠隔臨場に不向きな検査項目とは?
- 標尺の目盛を読む必要があるレベル測量やカメラの性能上確認困難な暗部の測定
- 手触り感や音等による確認・判断を要する検査
- 撮影解像度が不十分で確認情報を得られない場合
- 水中での工事
- 被撮影者の現場作業員など、遠隔臨場の承諾が得られない場合
- 全体を見通してどこか気になる箇所を見つける検査
- 整然とした収まり感の確認
- 施工精度を目で全体を見ながら判断する検査
- 仕上がりの綺麗さ、滑らかさを確認する検査
- 光の反射具合を取り入れて仕上がり面の精度を確認する検査
遠隔臨場に向いている項目とは?
単純な比較や型番、ロット番号、数量など数値の検査や各種計測器に表示されたデータの確認などが遠隔臨場に向いています。
土木工事
通信環境が良好なら監督員による段階確認から立会まですべてが遠隔臨場の対象となります。
建築工事
出来映えや手触り感、打音等による確認など現場に行かないと判断できないものは除く検査・確認は遠隔臨場の対象となります。
電気設備工事
埋設配管、配線・配管、機器取付など各種工事における掘削の深さや離隔距離、ボルトの太さ・本数といった検査項目が対象となります。
機械設備工事
埋設配管、屋内配管、ダクトなど各種工事における掘削の深さや施工手順の段階確認、工法、施工ピッチなどの検査項目が対象となります。
どう対処すべきか?
全体感の確認や仕上がり具合は、遠隔臨場ではどうしても確認できないのか?
全体感はそもそも遠隔臨場で賄うのが難しいです。画面上は一部しか切り取れませんから。ただ、仕上がり具合や細かい部分の精度確認といったところは機器選びでカバーができます。
どんな機器を選ぶのが正解だ?
カギを握るのは、画質と通信性です。実際に国土交通省の30事例はそこに悩まされたのが60%を超えています。(令和4年3月の国土交通省の事例より)
画質と通信性の両立となると、なかなかなさそうだが。
いえ、実はこの業界に1つございます(※)。その会社の名はソリトンシステムズ。ぜひ製品をチェックしてみてください。(※2022年12月調査時点、編集チーム調べ)
通信・画質が安定しているソリトンシステムズの製品
ソリトンシステムズの3つの製品
Zao-X

最短0.05秒・最大解像度4K/60fpsの高品質映像配信ができるのが魅力のZao-X。H.265コーデックと独自の映像伝送プロトコルRASCOWとの組み合わせによりモバイル環境にありがちな「途切れ」がない通信を実現します。
ドローンや360°カメラとの接続も可能なため、幅広い用途で活躍ができます。
Zaoウェアラブル


ハンズフリーでの遠隔臨場を実現するウェアラブルカメラです。Zao-Xと同じテクノロジーが採用されているため高速で安定した通信が可能。防塵防水IP66規格やナイトモードの搭載など、厳しい現場でも高品質映像をキープします。
SIM内蔵のため、そのほかの通信デバイスとつなぐ必要がなくケーブルレスで作業ができるので安全な作業につながります。
Zao App

引用元:フォーラムエイト(https://www.forum8.co.jp/topic/IT-terms123.htm)
スマートフォンにインストールするだけで、遠隔臨場ができるアプリです。一般的なWebカメラより高画質なH.265のライブ中継が可能で、クラウドサービス経由でタブレット、PCからも映像が閲覧できます。iOSとAndroidのどちらにも対応し、大掛かりな設備を必要とせず低コストで導入できるのが強みです。
外部のウェアラブルカメラを持っていたとしても、接続可能なケースもあるのでぜひチェックしてみてください。
株式会社ソリトンシステムズ

引用元:ソリトンシステムズ(https://www.soliton.co.jp/lp/enkaku/)
電波が不安定な場所ならZao-X、
暗所ならウェアラブル
Zaoウェアラブルは屋外での雨風に晒される伝送や工場内当で粉塵が舞う場所、暗所に合います。対してZao Appは計器やメジャー等、ミリ単位の数値や書類の細かい文字を読み込む必要のある場面で公開的です。山間部、湾岸エリア、人が密集する等携帯電話の電波状況が不安定になる環境、人が立ち入れないような危険箇所にマッチするのが、Zao-X。それぞれ用途に合わせて適したご提案ができるので、一度ご相談ください。
ソリトンシステムズとは
1979年設立時から通信ネットワーク機器やシステムを開発に取り組んできた会社です。
セキュリティ対策も含めたネットワークソリューションや半導体デバイスの開発も手掛けており、新しい技術にも積極的にチャレンジ。遠隔臨場サービスはそうした高度な技術に支えられ、現場の要望に応えるシステム仕様になっています。
