遠隔臨場とは?
遠隔臨場とは
遠隔臨場とは、ウェアラブルカメラなど動画撮影用カメラの使用によって取得した映像や音声を利用し、Web会議システムなどを介して「段階確認」や「材料確認」、「立会」を行うことをいいます。動画撮影用カメラを用い、さらにWeb会議システムなどを利用し、監督職員等が確認を行うために十分な情報を得られた場合に遠隔臨場を利用できるとされています。
こちらの記事では、遠隔臨場のメリットやデメリットに加えて、実際に導入した事例などについてまとめました。
遠隔臨場を解説

遠隔臨場を導入すると、どのようなメリットやデメリットがあるのだろうか?教えてほしい。

はい、こちらでさまざまなメリットやデメリットなどについてまとめていますので、ぜひご確認ください。
遠隔臨場を活用するメリット
移動・待機時間の削減
遠隔臨場を活用すると、移動時間や待機時間を削減できるといった点が大きなメリットとなります。例えば、現場が事務所などから離れた場所にある場合には移動時間や待ち時間が発生し、距離によっては長時間に渡るケースもあります。
このようなケースで遠隔臨場を導入することによって移動や待機の時間を削減できるため、生産性向上や働き方改革などにつなげられます。
人材不足の解消につながる
遠隔臨場は建築業界の人材不足を解消するといったメリットもあります。現場に足を運んで臨場を行う場合、どうしても人手が必要になります。しかし遠隔臨場を行うことによって効率的に現場を管理できるため、もし人員が少ない場合でも業務をスムーズに進められます。
安全性の向上につながる
実際に現場に行く場合には、スケジュールなどによって日程は限られます。そのため、その日に可能な限り多くの安全確認を行うことになりますが、少ない時間での確認作業となるためミスや確認漏れなどが発生する可能性もあります。
しかし、遠隔臨場を導入すると現場にはウェアラブルカメラなどを設置しておくことも可能となるため、もし後から問題が発生した場合でもスピーディーに確認できます。
コスト削減
遠隔臨場を導入すると現場へ移動せずに臨場を行えることから、さまざまなコストの削減が期待できます。例えば交通費やガソリン代に加えて、現場へ足を運ぶ人件費の削減につなげられるでしょう。
日程調整がしやすくなる
実際に臨場を行う場合には、監視員と日程の調整を行う必要があります。臨場日以外は立ち会いができないため、お互いの予定が合わずに調整ができないといった場合にはその後に続く作業を進められなくなってしまいます。
このような場合でも、遠隔臨場を活用すると移動する時間が必要なことから対応可能な日程の幅を広げられ、日程調整を行いやすくなります。その結果、計画を円滑に進められると考えられます。
遠隔臨場を活用するデメリット
機材の初期費用
遠隔臨場を導入する場合には、カメラや録音機器といった必要機材を購入やリースするための費用が発生します。ただし、スマートフォンやタブレットなどを利用した遠隔臨場も認められていますので、このような機器の活用により初期費用を抑えることも可能です。
また、遠隔臨場の導入により働き方価格推進を目的とした助成金などを利用するといった方法もあります。
IT機器への慣れが必要
機器の扱いに不慣れなためにミスやトラブルが発生しないように、導入するIT機器の扱いに慣れる必要もあります。十分に扱いに慣れていない導入初期の頃は業務効率が逆に落ちてしまう可能性もありますが、慣れてくれば効率が上がってくると考えられるため、機器の操作マニュアルを用意したり研修などを行ったりするなど、十分に対策を行っていくことがおすすめです。
通信環境の整備
遠隔臨場を行う場合には、オンライン上で映像と音声をやりとりします。双方向のやりとりをスムーズに行うためには通信環境を整備しておくという点が必要です。もしこの部分を怠ってしまうと映像が不鮮明となってしまい正確な確認ができなかったり、音声が途切れてしまったり、といった問題が発生します。
この問題への対策としては、モバイル海鮮の利用や事前にWi-Fiを導入するなど通信環境についてあらかじめ計画を立てておくといったことが必要です。
プライバシーへの配慮
遠隔臨場では映像も使用しますが、この映像を研修資料などとして後々活用したいと考える場合もあるかもしれません。このような場合は、プライバシーへの配慮が必要です。具体的には、撮影を行う前に事前に通達・周知を行って同意を得ておきます。もし、同意を得ていない個人が映っている映像を無断で使用した場合には、プライバシーの侵害となる可能性があります。
遠隔臨場の導入事例
遠隔臨場によって杭打ちの進行状況を確認

引用元:Soliton(https://www.soliton.co.jp/lp/enkaku/)
大手ゼネコンによる遠隔臨場を導入した事例です。こちらの現場では、杭打ちの進行状況を現場作業員から事務所に伝送していますが、このことにより、責任者が複数の杭/現場を確認できるようになったため作業効率がアップしたという効果が得られています。
また、杭打期の計測モニターについても事務所に伝送を行うことによって事務所での数値入力が可能になったこと、そして録画映像の見返しを行えるようになりました。さらに録画した映像をエビデンスとして記録しておけるといったメリットもあります。
橋梁点検に遠隔臨場を活用

引用元:Soliton(https://www.soliton.co.jp/lp/enkaku/)
遠隔臨場を橋梁点検に活用した事例です。自社製ロボットと組み合わせることによって作業を行っていますが、社内の会議室と共に社外担当者へもライブで共有できます。
以上により、専門の技術者が在宅であったとしても現場に対して指示を出せますし、さらにCloudViewで映像を蓄積して共有できるため、社外の担当者が後から確認することも可能です。
いけないものは?

遠隔臨場で準備すべきは撮影機器(カメラ等)、モニター、映像配信・記録・納品に必要な装置ということだな。ここはZOOMでも良いのだろうか。

ZOOMでもできますが、注意が必要です。国土交通省の30事例を紐解いてみたところ、実に61.1%が課題に感じていたのが、通信と画質です。手軽さや安さを重視すると、痛い目を見てしまいます。(令和4年3月の国土交通省の事例より)

通信と画質のどちらも優れた製品など、この業界にあるのか!?

調べたところ、1社ございます。高画質・短遅延を実現しているのが、ソリトンシステムズの製品です。
ソリトンシステムズの遠隔臨場システム「Zao Cloud View」
Zao-X
「Zao-X」は、オリジナルの映像伝送プロトコルとH.265/HEVCの組み合わせによって、高い品質の動画伝送が可能です。Zao-X用の通信ユニットは複数キャリア4階線のSIMを挿すことで利用が可能なので、さまざまな環境での映像伝送が行える点や、ドローンや360°カメラとの連携により高所作業や全体把握の際に利用することもできます。
Zaoウェアラブル



「Zaoウェアラブル」は、Wifi接続が可能であるほか、4G/LTEのSIMを内蔵していることからすぐにスタンバイが可能なウェアラブルカメラです。H.265コーデックと独自の映像伝送プロトコルRASCOWを組み合わせることで安定した映像の伝送を行える点が大きな特徴。また、防磁防水対応、ナイトモードなどさまざまな機能を搭載しており幅広い現場での使用が可能です。
Zao App

引用元:フォーラムエイト(https://www.forum8.co.jp/topic/IT-terms123.htm)
「Zao App」は、スマートフォンのカメラや音声機能を活用することによって、H.265の高品質なライブ中継ができるアプリです。
導入する場合には一般的なアプリストアからインストールするのみなので、急に遠隔臨場が必要になった場合でもすぐに使用でき、さらに高品質な映像配信が可能な点が特徴。また、クラウドサービスの「Zao Cloud View」へ接続すれば他拠点配信や会話を行えます。スマートフォンのGPS測位情報を用いることで位置情報の可視化も可能です。
Zao Cloud Viewの開発経緯とは?
株式会社ソリトンシステムズ
引用元:ソリトンシステムズ(https://www.soliton.co.jp/lp/enkaku/)
複数拠点の映像共有ニーズに
応えたことが開発のきっかけ
Zao Cloud Viewは現場の映像を1拠点だけではなく、関連会社、関連部署、関連署所、別建屋、最近ではテレワーク対応として、複数拠点で映像を共有したいというニーズの高まりがあったことから開発しました。共有という観点で重要になる高画質、短遅延を追求し、提供をしております。
ソリトンシステムズとは
1979年設立時から通信ネットワーク機器やシステムを開発に取り組んできた会社です。
セキュリティ対策も含めたネットワークソリューションや半導体デバイスの開発も手掛けており、新しい技術にも積極的にチャレンジ。遠隔臨場サービスはそうした高度な技術に支えられ、現場の要望に応えるシステム仕様になっています。
