遠隔臨場のスマホ
遠隔臨場を解説

スマホでも遠隔臨場ができるのか?

はい、使えますがアプリで品質に差が出ますので、スマホでの注意点とおすすめの製品をご紹介します。
遠隔臨場はスマホでもできる?
スマホでもビデオ通話など映像伝送が可能なアプリを使用することで遠隔臨場は可能です。他に特別な機材を用意する必要はなく低コストですぐ開始できるのがメリットです。
一方でスマホならではの制限事項や注意点もあります。遠隔臨場に使うためには、そうしたスマホの特性について前もって理解しておくことが重要です。
遠隔臨場の実施方法
器材の準備
遠隔臨場に使用するカメラを用意します。
検査項目の決定
遠隔臨場で実施する検査項目を、決定します。工事の「段階確認」や「材料確認」、「立合い」などで、遠隔臨場は利用されていますが、受注者と発注者側で打ち合わせをし、遠隔臨場で対応できる検査であるかといった点についても、確認をします。
受注者が現場でスタンバイ
受注者は、現場で、ウェアラブルカメラを装着、もしくはネットワークカメラを設置するなどして、撮影の準備をします。三脚やアタッチメントが必要な場合は、現場に持参し、設置します。
発注者が映像を確認
受注者が設定したカメラで撮影した現場の映像を、発注者は遠隔地にある事務所などで、確認をします。受注者は、発注者が必要な情報が取れるように、工夫しながら撮影をします。例えば、材料確認であれば、発注者が、資材の型番など、確認できるように、受注者は、対象の資材をクローズアップします。また、必要に応じて、発注者は、現場と会話しながら、確認を行います。
発注者がデータを保存
遠隔臨場の記録が、必要な場合は、動画のデータを保存します。動画を切り取って写真にして、報告資料に添付することもできます。また、動画を保存することで、記録として残せるほか、遠隔臨場に立ち会わなかった人にも、動画を共有することができます。
スマホのWeb会議システム(ZoomやTeamsなど)で遠隔臨場をする方法
器材の準備
遠隔臨場を行う際に使用するスマートフォン用意します。また、使用するWeb会議システムのアカウントを作成します。Web会議用のURLも発行します。
検査項目の決定
工事の「段階確認」や「材料確認」、「立合い」などといった、遠隔臨場で実施する検査項目を、確認します。受注者と発注者側で打ち合わせをし、遠隔臨場で対応できる検査であるかといった点についても、確認をします。
受注者が現場でスタンバイ
遠隔臨場の指定日時に、受注者は、スマーチフォンを現場に持ち込み、web会議システムを起動します。必要に応じて、自撮り棒やスタビライザーなどにスマートフォンを固定をします。受注者が、スマートフォンを手に持つ場合も、立ち位置の確認などを行います。
発注者が映像を確認
発注者もweb会議システムにアクセスし、受注者は、現場の映像を、スマートフォンで、撮影します。発注者は、映像を確認し、適宜、現場に指示を出します。 また、受注者発注者双方で、必要に応じて検査内容について、確認をします。
発注者がデータを保存
後々、発注者がデータが利用する場合は、データを保存します。振り返りを実施したり、研修資料として保存したデータを活かすことができます。
遠隔臨場でスマホを利用するメリット
スマホの端末代がかからない
遠隔臨場をカメラなどで行う場合、購入やレンタル、リースなどを検討する必要があります。しかし、スマートフォンの場合、会社で従業員に支給し、すでに所持しているものがあれば、そのスマートフォンを使用できます。遠隔臨場のために、スマートフォンを、新規に、購入する必要はありません。カメラと比較すると、コスト面でのメリットは大きいです。また、スマートフォンは日常的に使用するものなので、操作に慣れている人が多いことから、カメラでの撮影と比較して、受注者の負担が少ないです。
相手の顔を見ながら作業ができる
Microsoft teamsやZoomなど、Web会議システムは、受注者も発注者も、双方がお互いの顔を見ながら、確認し会話ができます。 また、Web会議システムは、受注者だけでなく、発注者もアカウントを所持し、web会議用のURLにアクセスします。したがって、アカウントによって、遠隔臨場に参加しているメンバーを、発注者、受注者の両者とも、把握ですることがきます。結果として、意思疎通がはかりやすく、遠隔臨場の過程において、齟齬が生じることも少なくなります
アプリで遠隔臨場を行なう場合の注意点
アプリによって画質の差が出る
スマホのハードウェア仕様に依存することは誰でも想像しやすいですが、映像伝送するアプリによって画質に差が出ることにも注意しなければなりません。通信の安定度や映像の善し悪しはアプリも大きく関わる部分です。
画面が小さいため確認が難しいケースがある
スマホ同士で遠隔臨場を行う場合は画面の小ささがネックになる場合があります。スマホ画面は大型化していますが、それでもPCに比べれば小さく確認が難しいケースがあるため事前にチェックやテストが必要になります。
手が塞がってしまい、工事によっては効率が下がる
遠隔臨場をスマホで行おうとすると、手が塞がってしまうことで作業効率が下がることがあります。また現場によってはカメラを持って歩くのが禁止されていることもあるため、そもそも使用できないケースも考えられます。

アプリストアで遠隔臨場と検索するだけでも10個以上でてくるな。どう選べば良いか迷う。

ポイントになるのはやはり通信性と画質です。なぜなら、国土交通省がまとめている遠隔臨場の30事例(令和4年3月)で多く上がった課題が、通信と画質だからです。

通信性と画質が伴うアプリで生産性がガラッと変わりそうだな。で、どれをインストールすればいいんだ?

高画質・短遅延、それを提供できるのは唯一(※)。それがソリトンシステムズ社のZao Cloud Viewです。(※2022年12月調査時点、編集チーム調べ)
ソリトンシステムズのZao Appとは?
アプリでもH.265の高品質なライブ中継が可能

引用元:フォーラムエイト(https://www.forum8.co.jp/topic/IT-terms123.htm)
H.265コーデックにより、一般的な会議システムよりも高品質なライブ中継をアプリでも実現しています。H.265の特徴として高画質のまま映像伝送できる圧縮率の高さがあります。
そのため不安定なモバイル回線でも効率よく映像配信が可能で、遠隔臨場の使用にも十分耐える品質なので作業中断が起きにくくなります。
クラウド接続で多拠点配信・会話が可能
スマホからの中継をクラウドサービス(Zao Cloud View)を介して行うことで、スマホの他に大型画面のタブレットやPCから中継映像を確認できるようになります。
スマホのGPS測位情報と併せたり双方向通話にも対応し、受信側の環境を上げることで画面が小さいなどスマホの欠点をカバーすることができます。
スマホの性能をそのまま活かせる
スマホ自体の解像度が高かったり、手ぶれ補正がついているものであれば、それを活かして映像を伝送することも可能。また、外部ウェアラブルなどほかのカメラとの接続可能なケースがあるので、利便性は高いです。
Zao Appの魅力を解説
株式会社ソリトンシステムズ
引用元:ソリトンシステムズ(https://www.soliton.co.jp/lp/enkaku/)
スマホのカメラと似たUIで、
使いやすいのが強み
日常使用しているスマホのカメラアプリと似たユーザーインターフェースのため、災害現場など逼迫した現場でスムーズに機器の操作に移行できます。
業務で使用しているスマホにアプリをインストールするだけで使用可能で、緊急で映像伝送しなくてはならない場面では送信機のデリバリーなしで、その場で保有しているスマホにライセンスをインストールするだけですぐに映像伝送開始できます。アプリのライセンス4つで月額3.3万円(税込)で導入が可能なので、スモールスタートが可能です。
ソリトンシステムズとは
1979年設立時から通信ネットワーク機器やシステムを開発に取り組んできた会社です。
セキュリティ対策も含めたネットワークソリューションや半導体デバイスの開発も手掛けており、新しい技術にも積極的にチャレンジ。遠隔臨場サービスはそうした高度な技術に支えられ、現場の要望に応えるシステム仕様になっています。
